西日本電信電話:インサイドセールスで勝ち抜くために。ジョイン型研修でデータ収集・分析効率を大幅アップ

西日本電信電話:インサイドセールスで勝ち抜くために。ジョイン型研修でデータ収集・分析効率を大幅アップ

クライアント

西日本電信電話

担当部署

ビジネス営業本部

業界

通信

支援内容

データサイエンス研修

プロジェクト概要

西日本電信電話では、6年前からエンタープライズ向けインサイドセールスを開始。順調に業績は伸ばしているものの、データ収集や分析に関して手探りの状態で進めてきました。そこで、若手社員2名がAKKODiSのジョイン型研修を受講。その結果、データ収集や分析の効率が大幅にアップしました。AKKODiSの講座の印象や受講後の変化について、エンタープライズビジネス営業部 N&S部門 カスタマーリレーション担当 インサイド営業G 担当課長の鈴木照幸さまと、エンタープライズビジネス営業部 N&S部門 カスタマーリレーション担当 インサイド営業Gの住谷司さまにお話を伺いました。

抱えていた課題

効率的なデータ収集や分析ができていなかった

—お二人の所属するエンタープライズビジネス営業部では、どのような業務を行っているのでしょうか?

鈴木さま:私たちの部署は、エンタープライズビジネス層の法人顧客や自治体に対してインサイドセールスを行っています。市場動向や競合情報を把握し、分析を通じた営業戦略の最適化が主な業務です。

—業務上で、どのような課題を感じていましたか?

住谷さま:弊社には防災や教育など各分野のスペシャリストと呼んでいるチームがいます。私たちインサイドセールスが、このスペシャリストと連携しながらお客様の課題をくみ取り、成約へのゴールまで進めていくのが通常の方法です。

スペシャリストから「ここにアプローチしてください」と指示があるのですが、その根拠はこれまでの経験則やセオリーによるところが大きく、実際にお話を聞くと別の課題が出てくることもありました。

やはり、弊社の持つ顧客データと各種オープンデータなどを組み合わせながらアプローチ先を絞っていくようなデータ分析の体制を強化し、インサイドセールスの精度を上げなければ他社に勝てないという危機感がありました。

しかし、社員にデータサイエンスの専門スキルがない状況で、効率的なデータ収集や分析が進まない課題認識がありました。

西日本電信電話
鈴木照幸さま
西日本電信電話 エンタープライズビジネス営業部 N&S部門
カスタマーリレーション担当 インサイド営業G 担当課長

AKKODiSの取り組み

毎日開催されているオープンな研修プログラムを選択

—住谷さまが受講した研修はどのようなものだったのでしょうか?

AKKODiS八木橋:ジョイン型研修というオープンな研修プログラムで、オンラインで毎日開催されているものです。AKKODiSの社員も受講している研修なのですが、外部の方にもご参加いただけます。さまざまな講座があり、決まった研修スケジュールから好きな講座を選んで受講できるようになっています。

AKKODiS上田:住谷さまには、ジョイン型研修のデータサイエンティストコースから、ご担当業務に必要な講座を提案し受講していただきました。今回、受講されたもう一人の若手社員の方はAI関連の講座をメインに選択されました。

住谷さま:私は、Python関連を中心にデータエンジニア向けの講座を受講しました。期間は3カ月で、9回講座を受けました。1回の講座は8時間です。

—住谷さまは、データサイエンスの基礎や、プログラミングの基礎はお持ちだったのでしょうか?

住谷さま:Tableau(タブロー)をよく使っているので、統計やSQLの基礎知識は多少ありましたが、Pythonに関してはまったく知識はありませんでした。

—研修を受けた手応えはいかがでしたか?

住谷さま:今までの研修では座学が多かったのですが、ジョイン型研修ではひたすら手を動かすハンズオンの時間が中心でした。講師の方から「みなさん、すぐ入力してみてくださいね」と指示があるので、自分の手で作業をして、その後答え合わせをします。このやり方があったからこそ、身についた感覚がありました。

また、データエンジニア領域とデータアナリスト領域のそれぞれについて、基礎の基礎から、具体的な分析手法やツール、言語の扱いまで体系的に学ぶことができ、知識が分断せずスムーズに業務に生かせるようになりました。

西日本電信電話
住谷司さま
西日本電信電話 エンタープライズビジネス営業部 N&S部門
カスタマーリレーション担当

プロジェクトの成果

データ収集に関する時間を大幅短縮。業務上のシナジー効果も実感

—受講内容は実際の業務にどのように役に立ちましたか?

住谷さま:例えば、お客さまのWebサイトから情報収集し、必要な情報のみを抽出するWebスクレイピングの精度が上がり、作業時間が大幅に短縮されました。これまでは自治体のホームページを1個1個眺めて、やっている施策などを調べてExcelに入力して、という作業をしていましたが、今はPythonを使って自動収集してExcelに落とし込むというところまでやっています。

Pythonを使うことで、これまで10時間ほどかかっていたこの作業が1.5時間くらいになりました。インサイドセールスの営業企画・施策立案時に知識を活用し、稼働削減はもとより、より深い分析を実現できています。

また、データ分析にかけられる時間が増えたことで、スペシャリストからの提案に対して、こちらから逆に提案を返したりすることができるようになりました。インサイドセールスのチームとスペシャリストのシナジーがすごく働いているということを実感しています。

鈴木さま:住谷が今回の研修を受けてさまざまな観点でデータを見ることができるようになったのも、直結する業務があったことも大きな要因だと思っています。研修に参加して技術を身につけてもらっても、使うシーンがないと意味がありませんからね。

研修費用や拘束時間を大幅に削減できた

—ジョイン型研修を受講したメリットは他にもありますか?

鈴木さま:弊社向けにカスタマイズした研修を受講するという方法もあったとは思いますが、弊社の研修専用の講師を手配すると費用がかさんでしまいます。私たちの予算の都合でなかなか難しい面がありました。研修に関する予算や拘束時間を大幅に削減できたのは、とてもよかったと思います。

住谷さま:やはり、講座を選択できるというのは大きかったですね。私の場合は、Pythonだけに集中したことでそれも興味深く受講できました。モチベーションがある人にとっては、とても集中できると思います。

—研修で学ばれたデータサイエンスの知識を、今後どのように生かしていきたいですか?

住谷さま:SFAツールに蓄積された営業データのさらなる分析や、データの見える化をすることで営業成果の拡大を実現したいと思っています。集中して学んだ経験が業務の発展に向けて自信を持てる良い機会になりました。

西日本電信電話
上田倫之
AKKODiSコンサルティング
営業統括 Platform Business事業本部
西日本第2事業部
西日本電信電話
八木橋範継
AKKODiSコンサルティング
テクノロジー統括 アカデミー本部
営業推進部 営業推進G

関連サービス

研修サービス

IT・研究開発分野の技術研修とビジネス研修を提供しています。
目的や技術力に応じてカスタマイズすることも可能です。新人研修や人材開発トレーニングなど、さまざまな研修の一環としてご利用ください。

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