コーディングテストやコーディング規約とは?必要なスキルセットや仕事も確認!

公開日:2021.04.30

スキルアップ
 

コーディングの学習を始める前に押さえておきたいのは、必要なスキルセットと対応する仕事の知識です。目指す職種と異なる勉強を始めてしまうと、回り道になってしまいかねません。また、Webエンジニアの仕事に役立つ各種資格を取得するための試験ではコーディングテストが必要となる場合もあります。

本記事では、Webエンジニアを目指すケースを想定したスキルセットと、コーディングテストの対策についてまとめました。また、案件に参画すると必要となるコーディング規約の基礎知識についても紹介します。

最後に、コーディングを独学で学びはじめて苦労している方向けの対策方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

コーディングに必要なスキルセットと対応する仕事

Webエンジニアを目指す場合、職種は「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分かれ、コーディングに必要なスキルセットにも違いがあります。そのため、それぞれに求められるスキルセットと使用言語、仕事内容について整理しておきましょう。

フロントエンド言語とバックエンド言語

Web開発で必要となるスキルセットをフロントエンドとバックエンドで分けて記載すると、以下のようになります。

この表は横スクロールでご覧いただけます

名称 使用言語 必要となる知識
フロントエンド
  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • Queryなど
  • プログラム開発
  • 画面デザイン手法
  • JavaScriptのフレームワーク
  • SEO
バックエンド
  • GO
  • Python
  • C#
  • Java
  • Ruby
  • SQLなど
  • プログラム開発
  • データベース周りの知識
  • Webサーバー構築・保守・運用

多くの未経験採用案件では、画面があり使用言語も比較的学習しやすいフロントエンドエンジニアを募集しているケースが多く見られます。そのため、初心者はまずフロントエンドの使用言語から学びはじめるといいでしょう。

バックエンドで使用する言語は、「フロントエンドの言語をある程度身に付けた次のステップで学ぶ」という順番がおすすめです。なぜなら、コーディングからテストまでのプログラミング業務をフロントエンド開発でひと通り経験することで、システム開発の基礎知識を身に付けられるからです。

フロントエンド言語に対応する仕事

フロントエンド言語に対応する仕事は、「フロントエンドエンジニア」です。フロントエンドエンジニアは、Webサービスの画面(UI:ユーザーインターフェース)部分を担当します。

Webデザイナーは、洗練されたサイトの見た目やユーザー体験を高める画面遷移などを考えるのが主な仕事です。フロントエンドエンジニアは、画面の動きをコーディングにより実現するのが主な仕事となります。これらが両者の違いです。フロントエンドエンジニアの仕事について、詳しくは以下の関連記事をご覧ください。

バックエンド言語に対応する仕事

バックエンドエンジニアは、データベースへのアクセスや業務ロジック部分を担当します。バックエンドエンジニアは、フロントエンドの知識にプラスしてデータベースやWebサイトの環境構築などの知識も求められます。バックエンドエンジニアの詳しい仕事内容は、以下の関連記事でご確認ください。

エンジニアとしての学習が進み、ある程度自信がついたら開発案件に応募してみましょう。その際、「コーディングテスト」に準ずる知識を求める案件も見られます。「コーディングテスト」とは、いったいどのようなものでしょうか。

コーディングテストはITエンジニアへの第一歩

コーディングテストは、ITエンジニアとなるために避けて通ることができません。未経験の人材を採用する際、「どの程度コーディングの知識があるのか」を確認するため、しっかりとコーディングテストについて押さえておきましょう。

ここでは、コーディングテストの概要や具体的なテスト内容、コーディングテストの対策に役立つサイトを紹介します。

コーディングテストとは

コーディングテスト(コーディング試験)とは、応募者のプログラミング能力を試し、自社の求めるレベルに達しているかどうかを確認するためのテストです。求人企業や案件によって、求められる条件や問題は異なります。

一般的に、コーディングテストで提示される条件は、以下の通りです。

  • 開発言語に何を使えるか
  • どのレベルまでプログラミングするか(正しく動作するまでなど指定あり)
  • 評価のポイント(正解率、処理速度、シンプルなコードなど)
  • 試験時間
  • 過去の問題例

これらの条件をしっかりと確認したうえで、事前準備をしておかなければなりません。

具体的なテスト内容を紹介

具体的なテスト内容として、コーディングテストを公開している例をいくつか紹介します。どのようなレベルの問題が出題されるかがよく分かりますので、ぜひ挑戦してみてください。

最初は、制限時間内に終わらせることが難しいかもしれません。時間の制限があるため、間違いなく時間内にコーディングが完成するよう、同レベルの問題を何度も解くことが重要です。

コーディングテストの対策に役立つ本

初心者としてコーディングを学びはじめたばかりのタイミングの場合、コーディングテストの過去問がハイレベルに感じる人もいるでしょう。実際に、コーディングテストを受験できるレベルに達するまで、コーディング力を鍛えられる対策本として、以下の2冊を紹介します。

これらは、問題の解法やアルゴリズム・データ構造など、理解しておくべき内容がしっかりと盛り込まれた書籍です。最低限この2冊は、何度も繰り返して読み、問題を自分で解いて理解しましょう。

努力が実って、実際に開発案件に参画すると「コーディング規約」について説明されます。コーディング規約の内容についても、しっかりと押さえておきましょう。

案件ごとに決まるコーディング規約とは

コーディング規約とは、その案件内でコーディングする際に定められるルール集やガイドラインのことです。独学の際は、自分のスタイルでコーディングを進めていたとしても、開発案件に参画すれば、案件のルールに従う必要があります。コーディング規約の必要性や各言語のコーディング規約など、基礎知識は押さえておきましょう。

コーディング規約の必要性

開発者がそれぞれに独自ルールでコーディングを行うと、案件内のソースの可読性が下がり、メンテナンスにも支障が生じます。また、命名規則を守らなければ別チームと名前が被ってしまい、コンパイルエラーになるかもしれません。そのため、大規模案件ほど細かなコーディング規約が必要です。

コーディング規約を機械的にチェックするため、checkstyleなどのツールや、一部のIDE(統合開発環境)も活用できます。ただし、基本的には各開発者が意識してコーディングを行わなくてはなりません。

各言語のコーディング規約一覧

各言語のコーディング規約の一部を紹介します。

出典:
https://qiita.com/moaible/items/134329123074337913fb別ウィンドウで開くより抜粋

実際には、開発案件のコーティング規約に従うことになりますが、「基本的にどのようなことが定められているか」といったサンプルとしてご確認ください。

一般的なコーディング規約で定められているもの

一般的なコーディング規約で定められている内容のうち、一部を紹介します。

  • 用語説明
  • エンコーディング
  • 文字種別(インデントにはタグか空白どちらを使用するか)
  • インデント幅
  • 末尾のセミコロン
  • インポート文
  • 1行の桁数
  • 命名規約

プログラミング言語の違いにより細かい部分で差はあります。しかし、大規模案件で多くの開発者が同時にコーディングを進めても困らないような取り決めばかりです。

コーディングの勉強でつまずく原因と対策

コーディングの勉強が順調であれば特に問題ありませんが、場合によっては苦労することもあるでしょう。ここからは、勉強でつまずきやすい原因と対策について解説します。

独学でつまずきやすい3つの原因

独学でつまずきやすい主な原因は、以下の3つです。

  • 体系的に知識が学べない
  • ネットリテラシーが低い
  • 検索力が足りない

コーディングの勉強は、単に言語を覚えるだけではありません。プログラムの動きを決めるアルゴリズムや取り扱うデータの構造など、求められる知識は数が多く、体系的に学ばないと学習効率が落ちてしまいます。

また、独学の場合は、分からないことがあればインターネット検索で解決するしかありません。しかし、初心者の場合は、どうしてもネット情報の正確性を読み解く力(=ネットリテラシー)が弱く、間違った情報に惑わされるケースもあります。

また、用語そのものを知らないと検索すらできず、欲しい情報に行きつけない場合も少なくありません。これらの問題を解決するためには、どうすればいいでしょうか。

独学で悩んでいる人に試してほしい対策

まずは、独学を続ける方向での解決策を紹介します。

  • 相談できる環境を作る
  • 目標を明確に決める
  • 期間を設定する

自分の理解力を広げるために重要となるポイントは、どこか相談できる環境を作ることです。気軽にプログラミングのことを聞ける友人や知人がいればいいのですが、そうでない場合はQ&Aサイトの活用を試してみましょう。

また、「何のためにコーディングを勉強しているのか」を見つめ直し、期間を区切って学ぶことも重要です。最終的には転職を目指すとしても、例えば「資格試験を受ける」「コーディングテストの問題を全問制覇する」といった途中の目標も適度に設定しましょう。目標を設定することで、学習意欲が戻るとともに、効率良く勉強を進めることが期待できます。

それでも学習が行き詰まる場合の手段

「独学で進めたいが学習が行き詰まってしまった」という場合は、思い切ってオンライン講座の受講やプログラミングスクールに通うことも検討しましょう。効率良く学習できるカリキュラムで、講師に質問できる環境であれば劇的に学習が進む人も少なくありません。

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コーディングを学んでITエンジニアを目指そう

コーディングのスキルセットについて整理した後、コーディングテストやコーディング規約など「コーディング」にまつわる情報を紹介しました。コーディングを勉強し、コーディングテストに合格する実力をつけたら、ぜひ開発案件の応募を開始しましょう。まずは、AKKODiSがご紹介するプログラマーの求人から案件を探してみませんか?

(2021年4月現在)

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